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RISINGSTORMとともに勝負の夏へ

船水颯人プロと共同開発した新製品誕生
すべてに妥協を許さない姿勢を凝縮!

  • プロ選手 船水颯人
  • 対談
  • ストリンガー 廣島敦司

2021年螢粥璽札鵑箸離ット使用契約以来、新製品開発のプロジェクトが進んでいた。

船水颯人プロが勝つためのこだわりを注入。

すべてに妥協を許さない姿勢を崩すことなく、今の船水プロ自身を体現したガットが完成した。

もっとも近くにいる担当ストリンガーの廣島敦司氏と、船水プロの考え方も含めて、話してもらった。

  • 取材:福田達
  • 写真:井出秀人

船水颯人プロと螢粥璽札鵑1年近くかけて開発した新製品の『ライジングストーム』。
船水プロからの要望をヒアリングして、ストリンガーの廣島敦司氏と開発部門が情報をシェアしながら取り組んだ逸品だ。
その要望の内容を教えてもらった。

「要望自体はいろいろありました。手元の感覚なので、その度に言うことは変わったかもしれません。そこで、伝えたことから抽出して、ガットに落とし込んでいただいた。『スピードが出るけどコントロールも欲しい』という、良いとこ取りですが、この2つの側面が欲しいというのは常に伝えてきたことです」

かつてなら矛盾していたかもしれないスピードとコントロールというポイントだが、それを基本コンセプトとして開発に取り組んだ。廣島氏は振り返る。

「相反する構図ですね(笑)。それが今回のライジングストームに出ていたらいいのですが。試打を重ねて、何種類も試作品を作り、そこから本人の意見を聞いて枝分かれしていく。ラケットとの相性もありますし、開発から1年弱経過しているので、船水プロ自身のフィジカルにも変化があります。ボールが飛びすぎることもありましたが、少しずつ調整してきました」

完成までは簡単な道程ではなかった。一歩進んで二歩下がることもあった。

「自分自身もパワーがついてきたら飛びすぎたりもします。新しいラケットに変わるタイミングでもあり、そことの相性もあります。ただ、自分の軸は決まっていたので、ブレずに伝えられました」

ちょうどラケットも新しくしたばかり。2022年初めには「いけます」と伝えたと言う。

「1、2球打ってみて、すぐに分かりました。ただ、新しいものには慣れないので、1月の東京インドアから実戦でも使い始めました。約1年で良いものができてうれしいです」

練習で良いと思っても、実戦では感覚も違うかもしれない。そのため、廣島氏も実戦での感想が気になったという。

「試合ではアドレナリンも出るし、プレッシャーがある時に使ってみて分かることもあります。それはテストしたい点でした。そこで、“使える”という言葉をもらったので、あとはテンションを調整していくだけでした」

近年、道具が進化して、選手たちのプレー自体も変化してきた。船水プロのスタンスはそれをうまく使いこなすというよりは、トータルで進化していきたいという前向きな姿勢だ。

「自分の技術の少し先をモノが先行してもらった方が、そこに対して新しい技術を獲得できると思っています。一番納得できる道具を使って成長できるのは当たり前のことです。ガットに対する思いは、先を行ってもらいたいという想いがずっとあり、それに対して自分の課題をクリアしていくという対象にしたい。つまり、それを使いこなせるようになれば新しい技術を獲得できる。プレーヤーとしてのスキルも高くなると思っています。その挑戦は楽しみでもあるのです」

自分に合うガットを見つける

2人が信頼関係を構築し始めたのは船水プロが大学1年生の時。それまで、アンダー合宿などで面識はあったが、早稲田大のコートで話してから、一気に距離は接近した。

「自分の想いをくみ取ってもらい、道具に落とし込むのは難しいことですが、常々伝えているので、コミュニケーションは大事だと思います。ブレ幅がないのが廣島さん。常に張ってもらって、毎日の変化などを感じていくのが大切だと思います」

と船水プロの信頼が伝わる。

「フィーリングを重視する選手なので、張り手は代わらない方が良いと思い、可能な限り自分が張ってきました。同じ人が張ることで、感覚をより理解できます。彼は要望もそうですが、違和感があれば、はっきりと言います。ストリンガーに意見を伝えることは、トップ選手であれば当たり前。こだわりがあるのは良いことだと思います」

と廣島氏。

今回のライジングストームは上級者向きだが、初中級選手たちもガットの知識を増やして、それぞれに合ったものを発見してほしい。二人の意見でもある。

「選手一人ひとりを考えれば、それぞれの身体も違いますし、合うガットは違います。いろいろなラインナップもあるので、ぜひ試すところから始めてほしいですね」

船水プロも続ける。

「こだわりを持つことは良くも悪くも、自分を分かっていないとできません。失敗して道具のせいにするのは違います。ガットは非常に多くの種類があるので、必ず自分に合うものがあるはず。それを見つけて、練習に取り組めば、しかも勝っていけば、成長スピードは上がります。それが、いいきっかけになるかもしれません。結果、自分なりのオリジナルが生まれるのです。だから、自分の感覚を大事にしていくことは必要だと思います」

ソフトテニスマガジン 2022年9月号掲載記事より引用

開発インタビュー動画

船水プロがガットに求める性能や、ライジングストームのインプレッションなど、
開発経緯について詳しくお話いただきました。

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